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2021.10.21

10月26日版 大会の見どころをたっぷり語る団体内新連載!“天龍の眼”

10月26日版 大会の見どころをたっぷり語る団体内新連載!“天龍の眼”

天龍プロジェクト総大将・天龍源一郎が見どころを語る“天龍の眼”の記事連載!

天龍プロジェクトHPで見ることの出来る長編、TwitterではショートVer.と、大会前に選手や天龍プロジェクトにかける天龍源一郎自身の思いを語るこの機会をぜひお楽しみください!
天龍プロジェクト『SURVIVE THE REVOLUTION VOL.11』
10月26日 東京・新木場1st RING  
第1試合(タッグマッチ・30分1本勝負) 河野真幸、LEONA vs 入江茂弘、渡瀬瑞基

【天龍の眼】

俺はね、入江選手には思い入れがあるんですよ。今回は大型の河野選手が相手だから、本来の入江選手のムーブメントが見られるんじゃないかと楽しみにしています。この河野選手が第1試合に来るってのが意味があるんですよ。ドカーンと一発、強い印象を与えて、第2試合、第3試合って夢がつながつていくいう意味でね。あとは前回(9月29日)、(天龍プロジェクト)初白星を挙げたLEONA選手が、どれだけ吹っ切れた試合を見せてくれるのか?ってのが楽しみですね。初参戦の渡瀬(瑞基)って選手はDDTの人? 聞いた話だと、若手ながらも、えらく気が強い選手らしいね。初勝利まで9連敗だか10連敗したLEONA選手にも、外部から初参戦してくる気が強いと言われる渡瀬選手に負けない気持ちで向かってって欲しいね。
第2試合(タッグマッチ・30分1本勝負) 新井健一郎、レイパロマ vs SUSHI、翔太

【天龍の眼】

新たな興味と楽しみとして、これまでタッグを組んできたアラケン(新井健一郎)と翔太が、どんな風に試合を転がしていくのか?ってのがある。この2人がアレコレと意図した上で、このタッグマッチが成立するんだろうな。レイパロマって選手は前回、初めて見たんだけど不思議なレスラーだよね。SUSHIもカラーがあるけど、役者が揃ったという感じですよ。第2試合にして、一癖も二癖もある選手が揃ったという感じ。(レイバロマの尻出し問題について)あれはまあ、それはそれで「許容範囲の技」ということかな? まあ、ランディ・サベージがトップロープに登って、自分をアピールしているのを、リング上から許して見ているのと同じかな?。それぐらいの許容範囲はありますよ(笑)。
第3試合(タッグマッチ・30分1本勝負) 矢野啓太、仁木琢郎 vs 本田竜輝、塚本竜馬

【天龍の眼】

全日本でデビュー(7月22日=後楽園ホール大会)したばっかりの塚本選手と対戦ってことは、(IJタッグ選手権の)チャンピオンベルトを取ったばかりの矢野啓太にベルトが負担になっているから、少し休ませようってカードかな?若い本田選手と塚本選手はたぶん、矢野啓太と初めて対戦して戸惑うと思う。この戸惑いってのものを、全日本の若手2人が、どういう風にエネルギーに変えていくか?ってのも楽しみだ。若手選手に対して、あの矢野啓太がどういう自分を見せていくのか?ってのも興味がある。これまでは、どういう相手に対しても、自分の技量を見せつけていけば、勝ち負けは別として、お客さんを満足させられるものがあっただろうけど、(チャンピオンになった今は)勝敗の白黒と同時に、自分ってものを見せて行かないいけない立場になったわけだからね。ちょっと今までとは心構えが違うと思う。全日本の若手2人には、そういう矢野啓太を撃破するぐらいのエネルギーを見せて欲しいね。
第4試合(タッグマッチ・30分1本勝負) マンモス佐々木、進祐哉 vs 神谷英慶、吉田和正

【天龍の眼】

前回のシングル戦で、マンモスが弾けてハチャメチャになると予想していたんだけど、意外と大人しかったんで、ちょっと拍子抜けした部分はあった。今回はパートナーが同じ団体(FREEDOMS)の進ってことで、気心も知れているし、神谷選手と吉田選手も大日本同士ってことで、お互いに遠慮なしで、前回とは違った試合になるのでは?と期待している。マンモスと進は初タッグ結成なんだってね? 極端に大型と小型の2人が、どういうコンビネーションを見せるかも楽しみだよ。逆の視点で見ると、吉田選手が今の大日本プロレス独特の元気さで、マンモスを目覚めさせて欲しい。「眠れるマンモス」を解凍して欲しいよ。
セミファイナル(45分1本勝負) 佐藤耕平 vs TORU

【天龍の眼】

4月の旗揚げ戦以来のシングルマッチですか。あの時は場外戦とか、耕平選手が一方的にTORUを蹴り込んでいた印象が強いんだけど、いわゆる「攻防」っていう印象はない。プロレスラーとしての攻防を見たいね。耕平のえげつないまでの攻め方とか、TORUが持つ独特の打たれ強さとか。場外でガチャガチャなんて、もう時代遅れだよ。そんなんじゃお客さんの心は掴めないから、ここで新たな展開になっていくことを期待しています。
TORUは意外と受け身が強くて、打たれ強い部分があるから、そこから技につないで勝利に結び付けられるか?ってところだね。でも、耕平はしぶといし、手数も多いからな。それでも、よもやTORUが勝つようなことがあれば、それは大金星だよ。負けて当たり前と思われている状況で、いかに「違う自分」をお客さんに植え付けて帰路についてもらうか? TORUにとって大勝負となる一騎打ちだ。
メインイベント(IJ選手権試合・60分1本勝負) <王者>拳剛 vs 佐藤光留<挑戦者>

【天龍の眼】

よくもまあ、佐藤光留と拳剛なんて無謀なカードを組んだよね。これは本当にね、どこの市場に売りに出しても買い手がつくマッチメイクだと自信を持っています(笑)。お客さんにも、ぜひ生で観戦してこそ体感して欲しい試合です。これぞ「プロレスの面白さ」というマッチメイクなんだと思う。
試合その物に関しては、俺が今まで、ず~っと拳剛に言い続けてきた「ふてぶてしいまでの拳剛」を見せて欲しいと願う。ここで佐藤光留の関節(技)とかに萎縮するようだったら、たとえベルトを巻いて帰ってこようが、俺としては嬉しくないね。ここでこそ、決して一筋縄ではいかない佐藤光留の関節技を、ふてぶてしいままに乗り越えて勝利につなげて欲しい。
見ている人にとっては面白い対戦カードであることは疑いようがないんだけど、俺個人としてはどっちにも勝って欲しいし、白黒つけて欲しくないな…って感情すらもある。だから勝敗の予想なんかを聞かれても「乞うご期待」としか答えようがないんだよ。正直、俺でさえ、予想も想像もつかないプロレスがここにある。