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2025.11.07
『龍魂杯2025』記者会見詳細と出場選手のコメント

11月5日15時より秋葉原・書泉ブックタワーイベントホールにて「龍魂杯2025」開催発表会見がおこなわれ、天龍源一郎及びエントリー16選手中14名出席のもとトーナメント1回戦の組み合わせを発表。各自の意気込みを語った。
5度目の開催を迎えるシングルトーナメントだが、今年は11月24日(月=祝)東京・新木場1stRINGにて昼夜興行で争われる。昼の部(12:00開始)で1回戦、夜の部(18:00開始)で2回戦~決勝戦をおこない、優勝するには一日4試合を勝ち抜かなければならない過酷な一発勝負だ。
会見の冒頭では天龍が改めて参加16選手を紹介。その後、嶋田紋奈代表より1回戦8試合が1つずつ発表され、そのつど選手がコメントを出した。なお、1回戦の試合順は後日発表。
◎拳剛(3年連続4度目/2023年優勝)vs 谷嵜なおき(4年連続4度目)
拳剛「今年も激しいトーナメントの季節がやってまいりました。昨日の話なんですけど、引退されて、10年経った今なお挑戦を続けている天龍さんの姿を見て、非常に感動しましたし、我々選手も間違いなくパワーをもらったと思います。それが今年の龍魂杯の激しさにつながるような気がしています。例年、厳しい闘いではあるんですが、今年は特に熱い激戦になる予感がしているので楽しみと恐怖と、いろんなものを乗り越えてまた今年もこの優勝カップを手にしたいと思っています。これを獲って2年経つんですけど、いつでも優勝カップが僕の背中を押してくれたし、自分にとってお守りのようなすごい心強い味方なんですよね。ずっとこの先も僕に力を与えてくれるもんやと思っていますんで、その優勝カップが1個あっても2個あっても、10個あってもいいと思っています。優勝カップを再び手に入れられるように、今年も精一杯やらせていただきます」
谷嵜「いきなり拳剛との対戦が決まりまして、最高のチャンスを天龍プロジェクトさんはくれたと思っていて。前回のタイトルマッチで負けたり(2022年1・9新木場。IJシングル戦)、龍魂杯で負けたり(2023年11・11大阪)、要所要所でなかなかこいつを超すことができない日々が続いていますけど、諦めなければ夢はかなうとも言うし、諦めなかったやつが夢をかなえると思えるし、努力する者が報われるんじゃなくて、報われたものは必ず努力をしている。そのへんを最近は考えてリングに上がっているし、これからもその気持ちで上がりたいと思っています。もちろん拳剛の先にどういう選手が勝ち上がってくるかわからないです。ここを超して弾みをつけて、そのまま一気に頂点まで駆け上がりたいと思っています」
◎SUSHI(5年連続5度目)vs 矢野啓太(2年ぶり4度目)
SUSHI「てやんでい! SUSHIです。この対戦カード、昨日の天龍プロジェクト後楽園大会の矢野啓太vsザック・セイバーJrの試合を見て、大変嫉妬しています! その嫉妬の炎を、龍魂杯で矢野啓太にぶつけて、自分が勝ちます。てやんでえい!」
矢野「キング・オブ・天龍プロジェクト・矢野啓太でございます。ちょうど1年前、私は欠場しておりまして龍魂杯に出場できませんでした。ただ今日にいたって、昨日のこともありましたけども、あの時しっかり休んでよかったという次第でございます。最後に、何度も言うようですけど、レスリングと革命はいつも僕の味方をしてくれていると信じて、必ず優勝します。以上、ノーコメント」
◎神谷英慶(2年連続2度目/2024年優勝)vs 新井健一郎(5年連続5度目)
神谷「龍魂杯は今、天龍プロジェクトに上がっている選手しかない。どの選手も強者しかいないと思っています。正直、誰とか闘えるのかも楽しみというか、闘うことによって自分が成長していく実感がある。自分の持ち味である力を生かして、この力ですべてをねじ伏せて連覇したいと思います」
新井「DRAGONGATEの新井健一郎ですけどね、私、今年で5回目でしたっけ? 4回連続1回戦負けで、今年また負けるようなものならいい加減、進退を考えないといけない。で、1回戦の相手があんただよ! おもしれえな、逆に。おい、大日本プロレスに俺みたいなタイプいないよな? おまえ、見ておけよ。俺の信条である大技もやらねえ、危険技もやらねえ、その上で俺のプロレスをやって1回戦突破して、そのまま突っ走るからな。というわけで楽しみにしといてください」
◎児玉裕輔(3年連続3度目)vs 岩本煌史(2年連続2度目)
児玉(欠席により嶋田代表がメッセージを代読)「こんにちは児玉です。のっぴきならない事情により、会見に出席できないことをお許しください。昨日の後楽園ホール大会、熱い試合ばかりでしたが、さらにさらに熱い闘いが始まります。龍魂杯、昨日の後楽園の熱をさらにさらに大きくさせる気持ちです。出場選手全員がそう思っていることでしょう。個性あふれまくりの選手たち全員、熱く熱く熱く熱く熱く熱く熱く熱く、自らを表現しながら闘い、最後には児玉が優勝をかっさらいます」
岩本「第27代インターナショナルジュニアヘビー級チャンピオン・岩本煌史です。先月25日の大阪のタイトルマッチ終わったあとのマイクでも言ったんですけど今、天龍プロジェクトに上がっている選手皆さん、強敵しかいなくて、全員ライバルだと自分は思っています。その上でさらに、このレギュラーで参戦した16名に絞られたトーナメントということで、ものすごく過酷な闘いになるっていうのは見ての通り。1回戦でもどの闘いでも死闘になると思いますので、初っ端からフルアクセルで闘っていきたいと思います。そしてチャンピオンのまま龍魂杯を勝ち獲りたいと思います」
◎進祐哉(3年連続3度目)vs 吉田和正(5年連続5度目)
進「昨日はラスト後楽園と大きなことがあって、ラストっていう名前がついているのでちょっと寂しく感じるんですけど、ここでもう一回火をつけて、天龍プロジェクトはこんなもんじゃない、もっともっと熱い龍魂杯があるっていうのを見せたいと思います。その上で優勝します」
吉田「自身5回目…はい、はい。これまで過去4回は全部1回戦負け(不戦勝は除く)で、まだ過酷なトーナメントを全然味わえておりません。だから、進さんをなんとしてでも倒します。今年の2月に(シングルで)やって2回目。今回は正直、勝てると思っています。なので勝って、この龍魂杯を味わいます!」
◎河野真幸(5年連続5度目)vs 橋本大地(2年連続2度目)
橋本(欠席により嶋田代表がメッセージを代読)「トーナメントは一度負けたら終わりの厳しい舞台、前回は1回戦敗退という悔しい結果に終わりました。だからこそ、今回は一戦一戦にすべてをかけて挑みます。龍魂杯という名に恥じない試合をして、結果で証明します。そして最後は、大日本の3人全員で上位を独占して、決勝は大日本提供マッチにしてみせます。大日本プロレスのファンは見逃さないでください」
河野「とりあえず今日は対戦相手がいないので…大地君は(WAR)6人タッグ(タイトル戦)の時に絡んでいるぐらいなので、ちょっと楽しみなのと、橋本真也の遺伝子を味わいたいなと思います。毎回ですけども、目指すは優勝賞金50万で、あとは天龍さんとリング上で乾杯をしたいっていう。僕の残されたキャリアでやらなきゃいけないと思うんで、それを目標に頑張りたいと思います」
◎渡瀬瑞基(2年連続4度目)vs 佐藤光留(5年連続5度目)
渡瀬「今あるプロレス界で渡瀬瑞基という名前がどこまで大きくなったかわからないですけど、今ここに立てているのは佐藤光留とのタイトルマッチ(2022年8月17日・新木場)のあとからだと思っております。佐藤光留がいなかったら、今もないと思っているので恩返しじゃないですけど、試合に勝って渡瀬また成長したなって…⋯、笑わせてやります」
光留「ミスター天龍プロジェクト・佐藤光留です。ミスター天龍プロジェクトと、もう何回も言っているんですけど、最近は王座挑戦(者決定戦)の試合でも負け、昨日もセミファイナルで結局、壁を崩すことができずに、自らギブアップ負けをしてしまいました。自分のようなプロレスラーには…といつも思っているんですが、まだまだ背水(の陣)にはなっていないだろう。どんなに後ろに下がったって道はあるだろうと思っていたんですが、天龍プロジェクトにおいてはミスター天龍プロジェクトと言っている以上、背水の陣も口に出していいかわからないぐらい後ろの後ろなんで、絶対優勝したいと思うんですが、ただ僕はやっぱりいろんなプロレス…メジャーと言われるものからインディーと呼ばれるものから、男子も女子も海外も、とにかくいろんなプロレスを常日頃からよく見るんですけど、龍魂杯が一番過酷なトーナメントじゃないといけないんだな、その責任みたいなものですよ。じゃあどうやって過酷なトーナメントにしていくかといったら、僕が全員ぶちのめす以外ないんで。今いる選手、これから出てくる選手に宣言しておきます。絶対に僕は今回、自分の持っているテクニック以外のもので勝とうとしません。コーナーから飛んだり、取ってつけたような丸め込みで勝ちを狙うのは一切しないです。たとえ骨が折れても心が折れても、それでも佐藤光留のプロレス、“ミスター天龍プロジェクト”のプロレスでこのトーナメントに挑みますんで。そうじゃなくなった瞬間に、反則負けにしてもらってけっこうです」
◎佐藤耕平(5年連続5度目)vs レイパロマ(5年連続5度目)
パロマ「えー正直、龍魂杯、4年連続vs佐藤光留だったわけで、しかし、今年は佐藤違いでした…。この龍魂杯、4年間ずっと俺の龍魂杯だと思っていたんで正直、佐藤光留の痛みが気持ちよくなっていた自分がいるんですけど、また5年目、新たに新しい気持ちよさを俺の体に入れてもらおうと思います」
耕平「まあ、この出場メンバーの中では1回戦では一番当たりたくないなと思う選手となってしまいまして、ちょっと不安ですが、出るからには優勝したいと思うので、とりあえず頑張ります」
全選手の意気込みを受けて、天龍もコメント。
天龍「回数は何回か出場されている選手もいますから勝手知ったるところで、相手の出方もわかっていると思うんで。逆に言えば切磋琢磨したようなシノギを削る試合になると確信しています。その中から勝ち上がって、龍魂杯をもぎ獲るというのは紛れもなくこのレスリング界で生きていく中での糧になると思いますので、一生懸命頑張って乗り切ってほしいと思います。この名付け親であった、女房であります嶋田まき代も天国で見守ってますんで、皆さん頑張ってください!」
以上を踏まえ、記者団による質疑応答に入った。
――各選手の優勝したあとの展望は?
岩本「結果的に優勝目指しますということは言ったんですけど正直、一つひとつ目の前の壁というのがかなりシンドくなってくるというのはメンツを見ればわかるので、ちょっと先のことを考えるというのも、目の前にいる選手たちに失礼に当たるかなと僕は思うんですけど。その思いも念頭に置いて言うならば、ベルトを持って龍魂杯のトロフィーも引っさげて、いたるところに出回って天龍プロジェクトの名前と、インターナショナルジュニアヘビー級チャンピオンというのと、龍魂杯の名前を広げていきたいですね」
神谷「自分自身、昨年優勝して思ったんですけど、龍魂杯って強い選手しかいないですし、すごい闘いがありますし、自分たちプロレスラーがファンの方々へ誇れるものだと思っています。なので、優勝してさらに優勝して、前代未聞の連覇を果たして、さらにさらにそれを誇っていこうと思います」
SUSHI「龍魂杯、今まで勝っていない自分がそのあとというのは違う気がするので、ここは一つひとつ、初戦の相手が矢野啓太というのもあるので、ここは矢野戦しか今は見ていません。優勝のその先…(いきなり大声で)そんなん関係あるかあ!」
拳剛「今、3人のコメントを聞いて非常につまんないと思いました。夢がないなと思いました。何を遠慮しているんだよというね、そういう気持ちでちょっと腹立たしくもなりました。2023年龍魂杯覇者の自分にとっては、優勝してからどうこうとかじゃないんですよね。ハッキリ言って優勝して当たり前、それが天龍さんから龍魂を受け継ぐことだと思うんで、優勝したからどうこうではないんです。ここから龍魂はまだ燃え続けますし、激しい闘いはずっと続くわけですから、俺からしたら優勝して当たり前っていう、それだけです」
進「展望とかじゃないんですけど、心に刻むプロレスをして歴代の優勝者を超えたいと思います」
河野「僕は龍魂杯を獲って、天龍プロジェクト内でまずグランドスラムを、あと2つベルトとトロフィーがあればグランドスラムを達成できるので、やりたいなと思っています」
レイパロマ「僕はこの中で一番体も小さいし、僕が天龍さんを昔から見てきて、ジャンボ鶴田さんやスタン・ハンセンさん、大きい人にぶつかって、それでも何クソという反骨心、僕はそれを見てプロレスラーになりまして。僕は体がちっちゃいから、ガムシャラにやるしかないんで、その姿を見せられる舞台が龍魂杯だと思います。優勝とかそういうことを考えずに、とにかく自分のファイトスタイル、生き様を見せるのがこの場所だと思っています」
渡瀬「本当は優勝とかそのあととか考えるべきなんですけど自分、そういう生き方ができなくて、目の前の佐藤光留のことだけしか今は考えられず、そこに100%、そして勝ったら次の2回戦に100%っていうヘタクソなやり方しかできないんですけど、優勝したら賞金が入るとのことなので、そのお金で天龍プロジェクトのもう一発ビッグマッチやりたいと思います」
新井「さっきも言いましたけど、今年ちょっと前に闘龍門時代の練習生だった高梨(将弘)がああいう事故が起きて、それよりも前から僕は基本的にいつの間にか大技、危険技をやらなくなったんですけど、やっぱりそれは皆さん体張って、僕も対戦相手が大技、危険技をやってきたら体力が続く限り受けなきゃ仕方がないんですけど、ここで原点に立ち還ってやらないと、第二の高梨が出てきちゃうと本当に辛いんで。だから本当に危険技、大技がなくともお客さんを満足させる、こういうトーナメントで絶対にそのスタイルで優勝できる自信があるので。なんせ天龍さんとランディ・サベージとの試合だって、まあ天龍さんは場外ダイブが1個ありましたけど、チョップとラリアットと延髄(斬り)とパワーボムの普段通り。ランディ・サベージにいたってはダイビング・スレッジハンマーぐらいしかやっていなくても、しかもあの試合は10分ちょっとしかやっていないのにいまだ語れるっていう。僕が天龍さんの付き人の頃、試合後に一言「アラケン、古いプロレスが新しいんだよ」って言われて、それがいまだに突き刺さっている。その古いプロレスで優勝して、危険技に走っているプロレス界にちょっと気づいてもらえればと考えています」
矢野「経験上、僕は優勝したことがあって、それでも街に出て食事したりしている時に、龍魂杯って何? 天龍プロジェクトって何? そんなことあったみたいに、まあまあ一生懸命、痛くて辛くて、そういう思いしたのに、そんなものなのかと思ったので、チャンプ・岩本煌史選手のビジョンと被るかもしれないですけど、やっぱり天龍プロジェクトを代表して業界にとどまらず、より世間に訴えていける影響力を持たないといけないと思っていますので、そういう意味では体をもっと、メンタルの面から大きくしていきたいと思っています」
谷嵜「僕はプロレスラーでも一人の人間であって、そこで自分も含めてみんなドキュメンタリー、ドラマを背負って生きているなって最近すごい思っていて。その中で龍魂杯の頂点からの景色というのは一度も見たことがないんで、その景色をこの一回限りの人生で、一度は達成してやりたいなと、それだけ考えているんで。その先はまだわからないですけど、ただ目の前の敵、1回戦の拳剛をぶっ倒してその勢いで駆け上がる。それだけですね」
吉田「自分も正直、1回戦のことしか頭に考られていなくて、1回戦勝ってその先一つずつ積み上げていって、優勝とかどーのこーの、そのあたりのことはその時の自分が…何かしら語ってくれると思います」
光留「勝ったらどうしますか系の質問を最近されると、すぐ主催者の一番有名な人の実家でプロレスをやりたいって、最近言ってしまいがちなんですけど、今ずっとみんなのを聞いていて、龍魂杯に勝ったらどうしようかと考えていたんですけど、一個だけ引っかかることが天龍プロジェクトに出ている時にずっとあって。実は拳剛選手がIJのベルトを持っている時に、クリス・ジェリコとやりたいと言ったんですよね。誰もができるわけじゃないけど、絶対にやってやるからなって言っていたのがうらやましく聞いていて。それである日、名前は言えないですけど、僕のすごく近しい人でがクリス・ジェリコと試合した人がいるんですよ。鈴木っていう名前にしておきましょう、仮名で。そうしたらその人が天龍プロジェクトでWAR6人タッグのベルトを獲ったんですね。その同じチームに拳剛選手がいたんですよ。なんか、一歩だけ近づいたなと思って。クリス・ジェリコと対戦した人が、クリス・ジェリコ戦をブチあげた人と同じチームでチャンピオンになったから、なんか近づいたなと思って、それをその鈴木さんていう人に言ったんです。そうしたら、まあまあナメんじゃねえよって怒られたんですけど。そりゃあ確かにナメんじゃねえよなんですけど…龍魂杯勝ったらちょっとクリス・ジェリコとやりたいなって今、パッと思って。クリス・ジェリコとやるにはどうしたらいいかと考えたらアメリカにいくしかないんですよ。新木場にクリス・ジェリコって、それはそれで夢があるんですけど、せっかくだから天龍プロジェクト、日本じゃ浮きに浮いていますから、これをアメリカに持っていってアメリカのプロレスファンにぶちかましてやろうかなって。だから龍魂杯優勝したら、アメリカに天プロを持っていって、その場でクリス・ジェリコに対戦要求して、怒られたらその時に謝ります」
耕平「先のことをと言われても出てこないの、とりあえず優勝して酒飲みながら考えます」
――SUSHI選手は矢野選手のどういうところに嫉妬しているのか。
SUSHI「……全部ですね。試合のスタイルはもちろんですし。自分の今やっているスタイルとは正反対なんですけど、自分ももともとはそういうプロレスが好きで入ってきているので、そこはすげえなというのと、俺だったらこうやるのにっていうのもあって、昨日はずっと嫉妬していました。(矢野のスタイルで試合したい?)でも、それは新木場(2024年4月19日)で一回やったんですけどまったく歯が立たなかったので、それだけのスタイルでは絶対勝てないので、違うことも入れつつやりたいと思います」
――河野選手はグランドスラムを達成したいと言っていたが、ジュニアの2つのタイトルということ?
河野「そうですね。僕の大好きな人(武藤敬司)もジュニアに挑戦していたので、やってやろうかなと」
――何kg落とせばジュニアの体重に?
河野「あと10kgくらいです。(優勝した10kg減量すると)そうです。4本のベルトとトロフィーがあったらカッコいいでしょ? ミスター超えるでしょ、キング・オブ超えるでしょ?(落とすことは可能か)やらなきゃわからないじゃないですか」
――昨日の後楽園大会が最後ということだったが今後、天龍プロジェクトとしてやってみたいことは?
天龍「それはもう、目標は(日本)武道館ですよ。このメンバーを引き連れて武道館にいって、正々堂々プロレスファンに真意を問いたい。天プロが今までやってきたことはどうだ?って。それでヨソ向かれたらしょうがない。それはまた潔く、そういう心意気ですよ。(いつまでに達成したい?)俺が生きている限り、この命ある限りですよ。このメンバーも順調に成長してくれるだろうという、その歩調を合わせて武道館にいけたら、それが理想ですよ。だってそのぐらい夢持たなきゃやってられないでしょ、毎日。あんたたちもちまちまと電車乗り継いで(取材に来て)。この中からスターが出ると思うから足を運んでいるんでしょ? みんなそう思っているんですよ、興行主は。それはここに座っている選手方も、いつか俺もと闘ってくれていると思うから、それに応えるのが屋台主の義務だと思う。だから今、武道館にいきたいと言ったのは、あんたたち笑ったけど、これがもしかして夢がかなったらどうしてくれるんだって聞きたいね? 腹、切るのか?」
――日本武道館進出と聞いて拳剛選手はどう思うか。
拳剛「もちろん日本武道館もそうですし、個人的な話になってしまいますけど、天龍さんの引退した両国国技館大会に私はケガで出られなかったんですね。もちろん武道館も東京ドームもやりたいけど、天龍プロジェクトで僕がいきたいのは両国国技館なんです。龍魂杯はあまり関係ないのかもしれないですけど、僕は再始動の時からこのメンバーで両国国技館にいきますと言い続けてきました。でも、そんな甘いもんじゃなかったです。正直、そんな簡単にいけるものではありませんでした。2023年龍魂杯優勝しても両国国技館にはいけないし、クリス・ジェリコにも届いてない現状…もっともっと頑張らないといけないし、俺一人頑張ってもしょうがないし、みんなで力合わせて志高くやっていきたいんですね。龍魂杯ってみんなライバルだと思っているし、全員敵やし、だけど同じ志を持った仲間ということは間違いないですよ。だから、俺がここで優勝してリーダーシップ採って、みんなの手を取り合ってやっぱり両国国技館にいきたいなって思います」
――耕平選手はなぜパロマ選手が嫌な相手なのか。
耕平「1回戦は時間が15分というのもありますし、当然ながら実力もありつつかつペースを乱されたら持っていかれちゃうような不安があるので、それがちょっと不安かなと思っています」
――パロマ選手は本音を言えば今年も1回戦は光留選手と当たりたかった?
パロマ「いや、結局、光留さんとは4回やって4回負けているので、毎年いろんな策を考えますけど4年間それが通用しなかったので、このへんで一回…策が尽きたわけじゃないんですけど、ここはまた新しい対戦相手と僕にしかできないスタイルで当たれると、もしかしたら1回戦勝ち抜けるという可能性は自分の中に感じています」
――今日の洋服のコンセプトは?
パロマ「これはですね…オシャレです。(なぜシャツと靴が緑?)これしかなくて。普通のスーツはリクルートスーツしかなかったので、ちょっとオシャレしてきました。レイパロマと言えばメキシコなので、白と緑と…(隣に座る渡瀬の靴を見ながら)渡瀬君の赤とメキシコカラーで。(要するに意気込みの表れ?)そうです」
なお、トーナメントは1回戦15分1本勝負、2回戦20分1本勝負、準決勝30分1本勝負、決勝戦は時間無制限1本勝負でおこなわれ、引き分けの場合は両者失格となる。
優勝者には優勝カップと賞金50万円、副賞としてアサヒスーパードライが贈られる。
また、1回戦敗退選手も夜の部に出場する。
