試合結果
2022.05.08
2022年5月7日 下北沢大会
天龍プロジェクト
『グリーンハートチャリティプロレス』
2022年5月7日(土)/東京・北沢タウンホール
5月7日、東京・北沢タウンホールで「グリーンハートチャリティプロレス」が開催され、第一部で天龍プロジェクト・天龍源一郎と小橋建太氏、田上明氏とのトークショー、第二部では天龍プロジェクト定期参戦の選手たちを中心にスペシャルマッチ2試合が行われた。
日本移植支援協会は、臓器移植を必要とする患者や家族の支援に取り組むNPO法人で、トークショー開始前には同法人の理事長・高橋和子氏が来場し挨拶。ジャンボ鶴田氏の肝臓移植をきっかけにプロレス界との結びつきが生まれたこと、今イベントをきっかけに先進医療である臓器移植のことを知って欲しいと語った。
1部は「プロレスレジェンドトークショー」。スポーツジャーナリスト・元『週刊プロレス』編集長の佐久間一彦氏が司会進行し、天龍、小橋氏、田上氏の3人が日本移植協会の周知に尽力してきたジャンボ鶴田氏、三沢光晴氏とのエピソードや全日本プロレス時代の思い出を45分にわたって語り合った。
また、この日は会場施設側と協議し、マスク着用等の一定の条件を満たした上で、声を出して選手の応援、観戦をすることが許可された。試合開始前には天龍も「今日は無礼講とは言わないですけど、声援出して大丈夫ですから、楽しんでください!」と、観客に挨拶。久々にファンの声がイベントに戻り、選手たちに多くの声援が送られた。
今イベント収益の一部は日本移植支援協会に寄付。天龍は今後も引き続き天龍プロジェクトとして日本移植支援協会の活動の周知、支援活動に協力していくと約束した。
▽第1試合 タッグマッチ(15分1本勝負)
◯TORU&拳剛(11分40秒 アトミックドロップ→片エビ固め)SUSHI&レイパロマ●
TORU&拳剛のIJシングル現王者・前王者組が第2試合を盛り上げ続けているSUSHI&レイパロマ組と対戦。現王者・前王者がフォールを取られるようなことがあれば、パロマやSUSHIのベルト挑戦という流れも当然あり得る一戦だが……。
パロマとTORUが先攻、ガットショット、アームドラックの応酬。SUSHIも王者・TORUへのニールキックを放つ。観客からの久々のコールに応えたか、意外にも(?)正統派の攻撃で粘るパロマ・SUSHI組に対し、王者組はSUSHIの寿司攻めから足狙いで翻弄する。
パロマが救助し、パロマボンバーからヘッドシザーズホイップで反撃すると、ここでTバック露出。生尻攻撃でTORUにダメージを与え、恍惚で拳剛を悶絶させるが、生尻攻撃のダメージから蘇ったTORUがパロマをパラダイスロック。救助に入るもSUSHIの寿司がパロマのお尻を直撃、TORUのドロップキックからフットスタンプがお尻に炸裂。とどめのアトミックドロップでパロマが破れた。
▽第2試合 6人タッグマッチ(30分1本勝負)
◯佐藤耕平&矢野啓太&頓所隼(9分34秒 パイルドライバー→片エビ固め)河野真幸&佐藤光留&渡瀬瑞基●
6人タッグ王者・IJタッグ王者がコーナーに分かれて対戦という2試合目。先発は矢野と河野。探り合いから首を取ったのは矢野だが、河野はそのまま担ぎ上げて自軍コーナーへ戻りタッチ。鋭いチョップを放つ耕平、渡瀬もすぐに張り返すがさらに耕平は打ち返す。タッチを受けた頓所がドロップキック、続いて矢野にタッチと、序盤は耕平・矢野・頓所組が試合を運んでいく。
IJタッグ王者組の矢野・光留が対峙するとリングに緊張感が走る。背後を取った矢野、倒して足を取り固めると光留も取り返し、エスケープ。左腕を取った光留だが、頓所が交代。やり返してこいと挑発する光留に頓所、エルボーを放って咆吼する。
渡瀬が飛び込み、光留とダブルのバックエルボーを放ち、試合は徐々に青コーナーの河野・光留・渡瀬組ペースへ。河野がボディスラムでリングを揺らすと、耕平がタッチし190センチ対決へ。パイルドライバーを狙う耕平だが、河野がショルダースルーで切り返す。
タッチを受けた渡瀬がミサイルキック。河野のジャンピングニー、光留の水車落としと続いたところへ渡瀬がダイビングフットスタンプ。
矢野が救助し混戦へ。耕平が渡瀬へ反撃のニー、矢野がアッパーカットエルボー、頓所がミサイルキック。渡瀬を痛めつけたところで、頓所がすかさず光留・河野へ三角跳びケブラーダ。矢野が渡瀬の得意技・カーフブランディング、最後は耕平が強烈なパイルドライバーで渡瀬をマットに突き刺し、3カウントを奪った。